2024年05月30日 11:50
出産にかかる費用を「見える化」するため、厚生労働省は30日、分娩を取り扱う全国の医療機関や助産所の分娩費用やサービスの内容などを明らかにするウェブサイト「出産なび」を開設した。妊娠中の女性やその家族が分娩施設を適切に選択できる環境を整えるのが狙い。【松村秀士】
サイトで集めた情報を、2026年度をめどに導入を検討している正常分娩への保険適用に向けた議論に生かしたい考えだ。
「出産なび」では、分娩を取り扱う全国の病院や診療所、助産所合わせて約2,000カ所の情報を掲載している。
利用者がサイトのトップページから地域や条件を設定すれば、分娩取り扱い施設を検索することができる。
施設ごとに閲覧できる情報は、産科医ら専門職の人数や年間の分娩件数のほか、立ち会い出産や無痛分娩、産後ケアの実施の有無など。分娩費用(目安)に関しては、総額に加え、▽基本的な分娩費用▽個室を利用する際の室料差額-といった内訳も確認できる。
正常分娩は現在、保険適用外で医療機関や助産所が独自に費用を設定できる。厚労省によると、全国ベースでの正常分娩の費用は、室料差額などを除くと22年度は平均で48.2万円。
ただ、地域や施設ごとに差があり、妊婦らが分娩施設を十分に検討して選択できる環境が整っていなかった。
サイトで集めた情報を、2026年度をめどに導入を検討している正常分娩への保険適用に向けた議論に生かしたい考えだ。
「出産なび」では、分娩を取り扱う全国の病院や診療所、助産所合わせて約2,000カ所の情報を掲載している。
利用者がサイトのトップページから地域や条件を設定すれば、分娩取り扱い施設を検索することができる。
施設ごとに閲覧できる情報は、産科医ら専門職の人数や年間の分娩件数のほか、立ち会い出産や無痛分娩、産後ケアの実施の有無など。分娩費用(目安)に関しては、総額に加え、▽基本的な分娩費用▽個室を利用する際の室料差額-といった内訳も確認できる。
正常分娩は現在、保険適用外で医療機関や助産所が独自に費用を設定できる。厚労省によると、全国ベースでの正常分娩の費用は、室料差額などを除くと22年度は平均で48.2万円。
ただ、地域や施設ごとに差があり、妊婦らが分娩施設を十分に検討して選択できる環境が整っていなかった。