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医療・介護ニュース

マイナ保険証 利用申し込み率54.3%-デジタル庁が調査、「必要性を感じない」

2024年03月25日 16:05

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 デジタル庁が公表したマイナンバーカード取得状況調査の結果によると、マイナ保険証の利用申し込み率は、マイナンバーカードを取得したと回答した1万7,178人の54.3%に留まった。実際に利用経験がある人は、そのうちの38.5%だった。【栗原浩太】

 年代別に利用申し込み率をみると、「10代・20代」の48.4%が最も低く、最高値は「60代」の58.4%となった。「70代」も58.0%と高い水準にあり、年代が上がるにつれ、申し込み率も増加傾向にあった。

 利用申し込みをしない理由には、「健康保険証として利用することにメリット・必要性を感じないから」(32.2%)に続いて、「特に理由はない」(24.7%)、「手続が面倒だから」(18.7%)、「手続がわからないから(18.0%)」などが挙がった。「10代・20代」に限定すると、「特に理由はない」(20.0%)が最も多かった。

 一方、利用申し込みをしたきっかけでは、「マイナポイントがもらえるから」(84.0%)が全ての年齢層で圧倒的に多数を占めた。「利用している病院・薬局で健康保険証として利用できるから」は17.1%、「健康保険証利用にメリットを感じたから」は10.4%。

 調査は、2023年11月28日から12月25日にかけて、インターネットモニター2万人を対象に実施した。

出典:医療介護CBニュース