閉じる

医療・介護ニュース

被災地支援、日医会長「ニーズに合わせ縮小検討」-能登半島地震、JMAT派遣継続の必要性も強調

2024年03月06日 19:08

印刷

 日本医師会の松本吉郎会長は6日の定例記者会見で、能登半島地震への日医災害医療チーム(JMAT)の派遣数について「現場のニーズに合わせて縮小を考えている」と述べた。【栗原浩太】

 ただ、松本氏は、避難先の滞在期限のめどが3月16日とされる「3.16問題」などに対応するため、「JMATの派遣の継続は必要」との見解も示した。

 日医によると、JMATの派遣数は累計で2,772チーム、派遣人数は9,627人(4日現在)。

 この日の会見では、細川秀一常任理事も災害支援の状況を報告。交通インフラの復旧や宿泊先の確保が能登半島北部で進んだため、JMATの北部調整支部の拠点を石川県能登町から輪島市に移転し、同市内や珠洲市などへ活動域を広げたことを明らかにした。

 被災地では診療所の再開も進んでいるという。

出典:医療介護CBニュース