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医療・介護ニュース

社会福祉士の国家試験、合格率は58.1%で過去最高-在り方検討会の提言反映か、厚労省

2024年03月05日 17:00

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 厚生労働省は5日、第36回社会福祉士国家試験の合格者数などを発表した。合格率は58.1%で、前回の試験よりも13.9ポイント上がった。【栗原浩太】

 社会福祉士の国家試験は毎年1回実施されている。2月4日に行われた第36回試験の受験者数は前回比2,435人減の3万4,539人、合格者数は同3,712人増の2万50人だった。合格者数と合格率はともに過去最高となった。

 厚労省の社会・援護局福祉基盤課福祉人材確保対策室の担当者は、合格率が増加傾向にある理由について、「社会福祉士国家試験の在り方に関する検討会の提言が反映された結果ではないか」と推測する。同検討会は2022年1月に公表した報告書の中で、「福祉系大学等において履修した基本的な知識を問う問題が適切に出題されるよう、出題内容を十分に検討することが望ましい」と提言した。

出典:医療介護CBニュース