2024年02月20日 11:50
国立感染症研究所が20日に公表した5 -11日までの1週間(第6週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、定点医療機関当たりのA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者数は5週連続で過去10年最多。インフルエンザは再び増加傾向に。RSウイルス感染症も増えた。新型コロナウイルス感染症と感染性胃腸炎は前週より減った。
〔インフルエンザ〕報告数は前週比5.8%増の23.93人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(56.48人)、佐賀(38.15人)、熊本(34.83人)。
〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比7.4%減の6.88人。過去10年同期の平均を上回る水準が続く。都道府県別の上位3位は、大分(14.75人)香川(13.39人)、石川(13.25人)。
〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比16.7%増の0.14人。過去5年で最も少ない。都道府県別の上位3位は、北海道(0.58人)、福島(0.43人)、和歌山(0.4人)。
〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比0.4%減の4.61人。報告数は前週よりやや減少したものの、過去10年で見ると5週連続の最多。都道府県別の上位3位は、鳥取(10.47人)、山形(9.54人)、北海道(8.98人)。
〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は14.9%減の13.75人。都道府県別の上位3位は、石川(21.91人)、愛知(20.06人)、群馬(19.89人)。