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医療・介護ニュース

【感染症情報】新型コロナ8週連続増、減少傾向のインフル増加に

2024年01月23日 13:00

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 国立感染症研究所がまとめた8日から14日までの1週間(第2週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、定点医療機関当たりの新型コロナウイルス感染症の患者数は8週連続で増えた。減少傾向にあったインフルエンザが増加に転じた。感染性胃腸炎、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎もそれぞれ増えた。

〔インフルエンザ〕報告数は前週比2.6%増の12.99人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(22.9人)、沖縄(22.13人)、大分(18.53人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比89%増の5.35人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(10.53人)、香川(9.82人)、鹿児島(9.41人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比75%増の0.07人。過去5年で最も少ない。都道府県別の上位3位は、北海道(0.42人)、富山(0.28人)、佐賀(0.22人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比62.6%増の2.83人。過去10年で最も多い。都道府県別の上位3位は、福岡(5.71人)、山形(5.68人)、鳥取(4.84人)。

〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は前週比28.4%増の8.96人。都道府県別の上位3位は、岐阜(14.29人)、茨城(14.21人)、愛知(14.17人)。

出典:医療介護CBニュース