2024年01月18日 16:12
国立成育医療研究センターは、同アレルギーセンター平井聖子医師らが、分娩時の適正な抗菌薬使用を推進するため、妊婦に対する抗菌薬アレルギー評価の有用性についての研究を国内で初めて報告したと発表した。
2021年10から22年7月まで同センターのアレルギーセンターに紹介された抗菌薬アレルギー(疑いを含む)の妊婦24人を対象に問診や皮膚テストを実施。その結果をもとに、第1選択薬の中から適切な抗菌薬を提案したところ、分娩時などに抗菌薬が必要だった妊婦21人全員がアレルギー反応を起こさず、安全に抗菌薬を使用できた。
これまで妊娠中に抗菌薬アレルギーの自己申告があった場合、抗菌薬アレルギー評価を行わないまま、他系統の抗菌薬が使用されており、治療・予防効果の低減につながることが懸念されていた。このことから今回の研究結果は、「日本における妊婦に対する適正な抗菌薬使用の推進につながる」としている。
この研究報告は、日本アレルギー学会和文誌「アレルギー」に掲載された。
2021年10から22年7月まで同センターのアレルギーセンターに紹介された抗菌薬アレルギー(疑いを含む)の妊婦24人を対象に問診や皮膚テストを実施。その結果をもとに、第1選択薬の中から適切な抗菌薬を提案したところ、分娩時などに抗菌薬が必要だった妊婦21人全員がアレルギー反応を起こさず、安全に抗菌薬を使用できた。
これまで妊娠中に抗菌薬アレルギーの自己申告があった場合、抗菌薬アレルギー評価を行わないまま、他系統の抗菌薬が使用されており、治療・予防効果の低減につながることが懸念されていた。このことから今回の研究結果は、「日本における妊婦に対する適正な抗菌薬使用の推進につながる」としている。
この研究報告は、日本アレルギー学会和文誌「アレルギー」に掲載された。