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医療・介護ニュース

ギャンブル依存症の対策計画を19年度中に策定へ-愛知県、健康福祉ビジョン年次レポートに明記

2019年10月24日 18:50

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 愛知県は、「あいち健康福祉ビジョン2020年次レポート」(19年度版)を公表した。新たな課題への対応として「依存症対策の推進」の項目を設け、19年度中にギャンブル等依存症の対策推進計画を策定することを明記している。【新井哉】

 「あいち健康福祉ビジョン」は、県の健康福祉の進むべき方向性を共有するための基本指針として、16年3月に策定されたもので、計画期間は16年度から20年度までの5年間。ビジョンの進行管理のため、年次レポートを作成し、新たな課題に対する取り組みの方向性などを示している。

 依存症については、18年度に、▽予防▽相談▽治療▽回復支援▽関係機関との連携-に取り組んできたことを記載。治療に関しては、依存症の専門的な治療を提供できる医療機関を増やし、より一層、「身近な地域で専門的な治療を受けることのできる体制」を整備する必要性を挙げている。

 ギャンブル等依存症に関しては、保健・医療・福祉関係者、有識者、自助グループ、競馬などの公営競技・パチンコの事業者らで構成する会議を設置し、その意見などを基に対策推進計画を策定する予定。

出典:医療介護CBニュース