厚生労働省は、20日に開催された社会保障審議会障害者部会で、障害福祉サービス等報酬改定検討チームの議論の状況を報告した。【新井哉】

　検討チームでは、2024年度の報酬改定に向け、医療的ケア児や強度行動障害児者への支援に関する報酬などを議論している。

　厚労省は、10月以降の議論の状況について、医療的ケア児や強度行動障害児への支援に加え、地域移行や自立訓練などの検討の方向性を示したことを説明した。

　また、横断的事項で障害児支援を取り上げたことも報告。具体的には、医療的ケア児の受け入れ先の拡充を図るため、共生型サービス（居宅介護、重度訪問介護、短期入所など）で医療的ケア児への支援を行う場合の評価を検討するよう提案したという。