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医療・介護ニュース

【感染症情報】インフルエンザが減少に転じる-新型コロナは10週連続減少

2023年11月21日 17:00

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 国感染症研究所がまとめた6日から12日までの1週間(第45週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、11週連続で増えていたインフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数が減少に転じた。新型コロナウイルス感染症は10週連続で減った。咽頭結膜熱(プール熱)は4週連続で増加。感染性胃腸炎も増えた。手足口病は横ばいだった。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比17.9%減17.35人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、佐賀(36.13人)、山梨(29.78人)、長野(27.78人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比18.9%増の3.71人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福井(7.76人)、熊本(7.2人)、大分(6.81人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比31.8%増の3.23人。過去10年で最も多い。都道府県別の上位3位は、福岡(7.41人)、奈良(6.41人)、佐賀(6.3人)。

〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は前週比17.6%減の2.01人。都道府県別の上位3位は、北海道(5.87人)、長野(5.0人)、山梨(3.39人)。

〔手足口病〕報告数は前週と同じ0.73人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、佐賀(2.13人)、長崎(2.02人)、秋田(2.0人)。

出典:医療介護CBニュース