厚生労働省は、障害福祉サービス等報酬改定検討チームの会合（30日開催）で、栄養状態にリスクのある人に対して個別に栄養管理を行うなど、栄養ケア・マネジメントを行った場合の評価について検討することを提案した。【新井哉】

　介護保険の通所系サービスには、利用者の健康や栄養状態に応じて、必要な栄養ケアが受けられる加算が位置付けられているが、障害福祉サービス等報酬の同サービスには、こうした取り組みが位置付けられていない。

　こうした課題などを踏まえ、厚労省は、介護保険における対応状況を参考にする方向性を示した。生活介護で生活支援員や管理栄養士などの多職種と連携し、全ての利用者の栄養状態のスクリーニングを行うことも視野に入れている。