秋田県は、県立病院機構の第4期中期目標（2024－28年度）の素案を公表した。「健康寿命日本一」を目指し、脳卒中・心血管・認知症について、高度な診断機器を活用するなどして予防効果の向上を図る方針だ。【新井哉】

　素案では、県民に提供するサービスなどの質向上に関する事項として、▽脳と循環器の高度な専門医療の包括的な提供▽三次救急医療の拠点、精神科救急の全県拠点病院としての機能充実▽リハビリテーション医療の機能強化－を挙げている。

　また、医師の働き方改革に対応することや、医療従事者を計画的に確保することも目標に盛り込んでいる。

　このほか、病院経営に携わる事務部門の職員を確保したり、育成したりして運営業務の改善・効率化につなげる方向性も示している。