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医療・介護ニュース

【感染症情報】手足口病が11週連続で増加-ヘルパンギーナ・RSウイルスは2週連続減

2023年08月02日 20:50

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 国立感染症研究所がまとめた7月17日から23日までの1週間(第29週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が11週連続で増加した。新型コロナウイルス感染症も増えた。感染性胃腸炎は7週連続、ヘルパンギーナとRSウイルス感染症は2連続で減少した。インフルエンザも減った。【新井哉】

〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は前週比26%増の13.91人。都道府県別の上位3位は、佐賀(27.44人)、宮崎(24.47人)、長崎(22.94人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比31.3%減の4.71人。過去10年の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、岩手(15.21人)、山形(13.89人)、宮城(12.89人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比20.8%減の3.09人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、大分(7.0人)、熊本(5.14人)、埼玉(4.56人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比18.0%減の2.59人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、徳島(7.26人)、大分(6.03人)、三重(5.64人)。

〔インフルエンザ〕報告数は前週9.7%減の1.59人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、鹿児島(18.67人)、宮崎(9.98人)、熊本(7.53人)。

〔手足口病〕報告数は前週比2.5%増の1.24人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、新潟(6.09人)、島根(4.91人)、岡山(3.96人)。

出典:医療介護CBニュース