福祉医療機構（WAM）は、31日に開催された独立行政法人評価に関する有識者会議のワーキンググループで、2022年度の業務実績を報告した。福祉保健医療情報サービス（WAM NET）の年間ヒット件数が、目標の2.4倍の2億6,905万件になったという。【新井哉】

　WAMによると、「介護現場の生産性向上関連情報」のコンテンツを新設したり、「障害福祉サービス等指定基準・報酬関係Ｑ＆Ａ」の検索項目を追加したりして「情報提供の質の向上」に取り組んだ。また、国の施策に基づく情報システムを着実に運用するなどして「利用者の利便性の向上」に努めた。

　具体的には、介護現場における業務改善に役立つガイドラインや介護ロボット・ICTの利用促進に関する資料を掲載したり、障害福祉サービス種別の選択方式を見直したりしたという。

　また、福祉医療関係団体に加え、▽経済団体▽労働団体▽企業の人事部門－などに対し、家庭生活と仕事の両立に関するコンテンツを周知したという。