閉じる

医療・介護ニュース

【感染症情報】ヘルパンギーナが減少に転じる-RSウイルス感染症も

2023年07月26日 20:10

印刷

 国立感染症研究所がまとめた10日から16日までの1週間(第28週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が10週連続で増えた。インフルエンザも3週連続で増加、新型コロナウイルス感染症も増えた。9週連続で増加していたヘルパンギーナとRSウイルス感染症は減少に転じた。感染性胃腸炎は6週連続で減った。【新井哉】

〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は前週比20.8%増の11.04人。都道府県別の上位3位は、沖縄(31.83人)、佐賀(23.05人)、宮崎(20.79人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比6.3%減の6.86人。過去10年で2番目に多い。都道府県別の上位3位は、宮城(20.62人)、岩手(18.5人)、山形(13.64人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比5.6%減の3.9人。過去10年の同期の平均よりもやや少ない。都道府県別の上位3位は、大分(7.08人)、熊本(6.62人)、新潟(6.61人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比6.5%減の3.16人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、大分(8.28人)、三重(7.27人)、徳島(7.13人)。

〔インフルエンザ〕報告数は前週6.0%増の1.76人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、鹿児島(27.05人)、宮崎(9.24人)、熊本(6.35人)。

〔手足口病〕報告数は前週比13.1%増の1.21人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、島根(5.65人)、新潟(3.85人)、茨城(3.41人)。

出典:医療介護CBニュース