2023年07月18日 15:00
国立感染症研究所がまとめた3日から9日までの1週間(第27週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症、手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が9週連続で増加した。インフルエンザは2週連続で増えた。新型コロナウイルス感染症も増加した。感染性胃腸炎は5週連続で減少した。【新井哉】
〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は前週比26.2%増の9.14人。都道府県別の上位3位は、沖縄(41.67人)、鹿児島(17.18人)、宮崎(16.0人)。
〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比13%増の7.32人。過去10年で最も多い。都道府県別の上位3位は、宮城(23.2人)、岩手(14.7人)、三重(12.47人)。
〔感染性胃腸炎〕報告数は前週11.2%減の4.13人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、大分(8.11人)、熊本(7.29人)、新潟(6.31人)。
〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比6.6%増の3.38人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、大分(10.25人)、島根(7.09人)、山口(7.07人)。
〔インフルエンザ〕報告数は前週比31.7%増の1.66人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、鹿児島(27.31人)、長崎(9.13人)、宮崎(8.83人)。
〔手足口病〕報告数は前週比16.3%増の1.07人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、島根(4.96人)、茨城(3.41人)、新潟(2.93人)。