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医療・介護ニュース

インフルエンザ患者報告数、28都道府県で増加-厚生労働省が発生状況を公表

2019年10月11日 16:40

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 インフルエンザの患者報告数が28都道府県で前週よりも増えたことが11日、厚生労働省が公表した9月30日から10月6日までの週の発生状況で分かった。【新井哉】

 この週の全国の1医療機関当たりの患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週比約8%増の0.99人。都道府県別では、沖縄が26.83人で最も多く、以下は、鹿児島(3.87人)、福岡(2.3人)、佐賀(1.72人)、石川(1.4人)、宮崎(1.29人)、三重(1.08人)、新潟(1.06人)、東京(1.05人)などの順となっている。

 入院患者数(基幹定点医療機関約500カ所)は前週比14人増の87人。入院時の状況(一部重複あり)については、「頭部CT検査、頭部MRI検査、脳波検査のいずれかの実施(予定含む)」が11人、「ICU入室」が8人、「人工呼吸器の利用」が4人いた。

 休校、学年・学級閉鎖の措置を取った施設(保育所、幼稚園、小中学校、高校)に関しては、前週比39施設増の117施設となった。

 ウイルスの検出状況については、直近の5週間では、AH1pdm09の検出割合が80%で最も多く、次いでAH3 亜型(11%)、B型(9%)の順だった。

出典:医療介護CBニュース