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医療・介護ニュース

自殺対策、かかりつけ医と精神科医の連携体制整備-島根県が計画案を公表

2023年06月29日 20:30

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 島根県は、自殺対策基本法に基づく県総合計画(23-27年度)の案を公表した。自殺の危険性の高い人の早期発見に努め、適切な精神科医療を受けられるよう体制を充実する。【新井哉】

 具体的には、一般診療科のかかりつけ医などが必要な時に精神科医や心理職などと連携できる体制を整備するなど、「地域の精神科医療機関を含めた保健・医療・福祉のネットワーク」を構築する。

 また、慢性疾患やがんなどの身体疾患と、うつ病などの精神疾患は関連性があり、身体疾患が悪化するほど、精神症状が出現しやすいため、一般診療科と精神科医療機関との連携を図り、適切な精神科医療の提供ができる体制づくりに努める。

 精神保健医療福祉サービスを担う人材も育成する。うつ病患者の状態に応じた効果的で質の高い医療を提供するため、国が実施している認知行動療法などの研修への参加を促す。

出典:医療介護CBニュース