宮城県は2022年度の政策評価などの原案を公表した。「障害の有無に関わらず安心して暮らせる社会の実現」「生涯を通じた健康づくりと持続可能な医療・介護サービスの提供」などの施策を評価している。【新井哉】

　「障害の有無に関わらず安心して暮らせる社会の実現」については、「概ね順調」と評価している。この施策の成果に関しては、入院中の精神障害者を取り上げ、「入院期間1年以上の長期在院者数が順調に減少しており、地域生活への移行が進んでいる」と説明している。

　また、「生涯を通じた健康づくりと持続可能な医療・介護サービスの提供」については、「やや遅れている」と評価。地域によっては医師や看護師、薬剤師などの医療人材が不足していることを挙げ、「計画的な医師配置ができる体制を確立し、地域における医師不足や、地域間・診療科間の偏在解消に取り組んでいく」との方向性を示している。