閉じる

医療・介護ニュース

外来機能報告活用し紹介受診重点医療機関を明確化-千葉県保健医療計画の改定案

2023年06月28日 21:00

印刷

 千葉県は、県保健医療計画(2024-29年度)の改定に関する案を明らかにした。外来機能報告なども活用し、「医療資源を重点的に活用する外来」を地域で基幹的に担う紹介受診重点医療機関を明確化する方向性を示している。【新井哉】

 案によると、医師や看護師などの医療従事者の確保については、将来の生産年齢人口の減少など、医療提供体制を取り巻く環境の変化に留意しつつ検討する。具体的には、24年度に始まる医師の時間外労働の上限規制の適用に触れ、「タスク・シフト/シェアの推進等、勤務医が自身の健康を確保しながら働くことのできる勤務環境の整備」に向けた取り組みを検討する。

 在宅医療に関しては、医療圏ごとに「在宅において積極的な役割を担う医療機関」「在宅医療に必要な連携を担う拠点」を新たに位置付ける。5疾病・5事業、在宅医療、外来医療、医師確保については、関係する審議会などで検討を進める。市町村への意見聴取やパブリックコメントを行った上で、24年3月に計画を決定する予定。

出典:医療介護CBニュース