埼玉県は、第7次県地域保健医療計画（2018－23年度）の進捗・取り組みの状況を公表した。計画で掲げている46指標のうち、「精神病床における慢性期（1年以上）入院患者数」など6指標は、計画の終期を待たずに目標を達成した。【新井哉】

　県によると、「精神病床における慢性期（1年以上）入院患者数」は、14年に7,349人いたが、これを23年には5,755人まで減らす目標を立てていた。この数値目標を達成するため、退院後に支援が必要な措置入院患者らの退院後支援計画を作成したり、計画に基づく支援を実施したりした。また、病院実地指導時に医療提供体制の確認や助言を行った結果、22年度には5,486人となった。

　このほか、▽臨床研修医の県内採用数▽ジェネリック医薬品の数量シェア▽データヘルス計画に基づく保健事業実施・展開市町村数（市町村国民健康保険実施分）－などの指標についても目標を達成した。