2023年05月29日 18:20
厚生労働省は29日、同省のメールサーバーに不正アクセスがあり、主に海外に向けて約10万件の迷惑メールが送信されたと発表した。【大月えり奈】
厚労省によると、27日の20時ごろから28日の20時半までの間、同省のサーバーを経由して、第三者から主に海外のアドレスに向けて約10万件の迷惑メールが送信された。 メールの件名は「Re: Can I trust you?」で本文も英語で書かれており、厚労省とは関係がない内容が記載されている。厚労省のアドレス「@mhlw.go.jp」は使用されていない。 メールサーバーの運用・保守を行っている業者から、不自然なメールが大量に来ていると厚労省に報告があったことで判明し、確認後、サーバーへのアクセスを遮断する措置を行った。 厚労省は、サーバーに海外からの不正アクセスがあったことが原因とみられると説明している。なお、情報の漏洩などは発生していないという。 厚労省は「原因究明と再発防止の徹底を求めるとともに、引き続き、情報セキュリティ対策に取り組む」としている。