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医療・介護ニュース

精神科医不在の状況で標準的な初期診療を提供-自殺未遂者支援で人材育成、東京都が計画公表

2023年04月17日 18:29

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 東京都は、第2次都自殺総合対策計画(2023-27年度)を公表した。自殺対策に関わる人材の確保や養成については、医療系専門職の対応力向上や救急専門医等養成事業を実施する方向性を示している。【新井哉】

 計画によると、自殺未遂者への精神的ケアや支援を効果的に進めるため、医療系専門職を対象とした研修などを通じて人材を育成する。また、救急医療機関に勤務している医師や看護師らが、精神科医が不在の状況で標準的な初期診療を提供できるよう、救急現場での対応技術の向上を目的とした研修を実施する。

 心の健康を支援する環境も整備する。例えば、うつ病に関しては、都立中部総合精神保健福祉センター(世田谷区)で、復職希望者に対し、復職の準備性を高めることを目的としたリハビリテーションを行う。

出典:医療介護CBニュース