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医療・介護ニュース

精神科医療の夜間・休日体制充実、相談機能も強化-和歌山県第2期自殺対策計画案

2023年04月03日 17:55

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 和歌山県は、第2期和歌山県自殺対策計画(2023-27年度)の案を公表した。基本的施策の1つに「精神保健医療サービスの体制の整備」を掲げている。【新井哉】

 計画案では、県内の21年の自殺者について「全ての年代で増加」と指摘。男性の自殺率は20歳未満を除き、全国と比較して高くなっているという。

 自殺行動に至る人の中には、さまざまな悩みで心理的・精神的に追いつめられた結果、アルコールや薬物などに依存したり、うつ病などの精神疾患を発症したりすることが少なくないことも説明。自殺のリスクがある人の早期発見に努め、必要に応じて精神科医療につなぐ取り組みを進める方向性を示している。

 具体的には、夜間や休日に精神科医療が緊急に必要となった人が受診できる体制を充実させるほか、アルコールやギャンブル等依存症の専門的な治療ができる体制を整備する。また、こころの問題を抱える子どもや家族を対象に精神科医療を提供したり、児童相談所などの子どもの相談に関わる機関の機能を強化したりする。

出典:医療介護CBニュース