厚生労働省健康局予防接種担当参事官室は14日、都道府県の衛生主管部（局）に事務連絡を出し、新型コロナワクチン接種後の副反応を疑う症状に関する研究について、医療機関への情報提供や協力依頼を行うよう求めた。【新井哉】

　事務連絡では、新型コロナワクチン接種後の副反応を疑う症状の実態を把握する際、「症例がない又は少ない（1件など）場合であっても、そうした状況も含めて幅広く状況を把握することが重要」と説明している。

　研究では、副反応を疑う症状で専門的な医療機関を受診した人の実態調査を行う。研究結果を公表する際は、協力医療機関の総数を公表することも見込んでいる。