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医療・介護ニュース

2022年の抗菌薬使用量、前年比「ほぼ横ばい」-AMR臨床リファレンスセンターが調査データ公表

2023年03月08日 13:00

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 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院のAMR臨床リファレンスセンターはこのほど、2022年の全国抗菌薬販売量の調査データを公開した。抗菌薬販売量に基づく人口1,000人・1日当たりの使用量(DID)については、22年は10.22DIDとなっており、前年と比べて「ほぼ横ばい」としている。【新井哉】

 「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」(16年4月に関係閣僚会議決定、計画期間は16-20年)では、抗菌薬の使用量(全体)を13年の水準の3分の2に減少させることや、広域抗菌薬の内服セファロスポリン系薬、内服フルオロキノロン系薬、内服マクロライド系薬をそれぞれ50%減少させることを目標としていた。

 22年のDIDは、13年(14.91DID)と比べて約31.5%減少した。その内訳を見ると、内服セファロスポリン系薬は47.3%、内服マクロライド系薬は46.4%、内服フルオロキノロン系薬は45.1%減った。

 その一方で、狭域抗菌薬のペニシリンの割合は増加傾向を維持しているため、「これらのデータからは適正使用が進められている」との見解を示している。

出典:医療介護CBニュース