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医療・介護ニュース

【感染症情報】インフルエンザが2週連続で減少-感染性胃腸炎、RSウイルス感染症なども減少

2023年03月07日 18:50

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 国立感染症研究所がまとめた2月20日から26日までの1週間(第8週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、インフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数が2週連続で減少した。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症も減った。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約9.9%減の11.32人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、石川(48.17人)、岩手(41.37人)、福井(33.16人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約15.2%減の6.2人。過去10年の同期の平均よりもやや多い。都道府県別の上位3位は、愛媛(13.86人)、富山(12.59人)、大分(12.42人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約11.3%減の0.47人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(2.02人)、福岡(1.6人)、鳥取(1.21人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約3.1%減の0.31人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりもやや少ない。都道府県別の上位3位は、富山(1.52人)、北海道(1.35人)、佐賀(1.09人)。

出典:医療介護CBニュース