高知県はこのほど、第3期高知県障害者計画（2023－29年度）の案を公表した。精神保健・医療体制の充実を掲げており、診療時間外に緊急に精神科医療を必要とする人やその家族らからの相談や救急医療を行う体制を整備する。【新井哉】

　精神保健・医療体制に関しては、精神障害のある人の地域生活を支援するための多職種（精神科医師、看護師、精神保健福祉士など）による訪問支援を実施したり、心に悩みを抱える人やその家族の相談支援を行ったりする。

　また、障害の特性や複合的な課題などに応じて適切な相談支援が提供できるよう、関係機関や専門機関が連携した相談支援体制の充実に努める。具体的には、市町村の基幹相談支援センターの設置を促進したり、地域の総合的・専門的な相談支援体制の充実・強化を図ったりする。