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医療・介護ニュース

【感染症情報】インフルエンザが減少に転じる-感染性胃腸炎は増加、過去10年同期比で最多

2023年02月28日 12:50

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 国立感染症研究所がまとめた13日から19日までの1週間(第7週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、11週連続で増加していたインフルエンザの患者報告数が減少に転じた。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症は増加した。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約2.7%減の12.56人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福井(48.95人)、石川(46.44人)、岩手(33.98人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約0.6%増の7.31人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、愛媛(17.54人)、宮崎(14.47人)、富山(12.28人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約26.2%増の0.53人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(2人)、鳥取(1.89人)、福岡(1.62人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約6.7%増の0.32人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均と同程度。都道府県別の上位3位は、長崎(1.43人)、北海道(1.32人)、富山(1.24人)。

出典:医療介護CBニュース