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医療・介護ニュース

東京都内のインフルエンザ流行、ピーク迎えたか-9保健所管内で前週の報告数を下回る

2023年02月22日 13:40

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 東京都のインフルエンザ患者報告数が横ばいとなっている。直近3週間の定点医療機関当たりの患者報告数は、10人前後で推移しており、流行シーズンに入る時のような急激な患者報告数の増加は見られない。都内の流行がピークを迎えた可能性がある。【新井哉】

 東京都感染症情報センターが公表した感染症発生動向調査の週報(第7週、WEB版)によると、13日から19日までの1週間(第7週)の定点医療機関当たりの患者報告数は前週比約3.4%増の10.04人。都内の31保健所管内のうち9保健所管内で前週の報告数を下回り、3保健所管内では前週の報告数と同じだった。

 保健所管内別で見ると、荒川区が22.5人で最も多く、以下は、台東(20.43人)、文京(16.0人)、足立(14.37人)、町田市(13.85人)、八王子市(13.72人)などの順だった。

 新型コロナウイルス感染症流行前の2019年第4週の都内の患者報告数は、定点医療機関当たり64.18人を記録しており、今シーズンの患者報告数は、その時よりも低いレベルで推移している。

出典:医療介護CBニュース