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医療・介護ニュース

【感染症情報】インフルエンザが11週連続で増加-感染性胃腸炎、RSウイルス感染症などは減少

2023年02月21日 12:45

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 国立感染症研究所がまとめた6日から12日までの1週間(第6週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、インフルエンザの患者報告数が11週連続で増加した。3週連続で増加していたRSウイルス感染症は減少に転じた。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も減った。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約2%増の12.91人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福井(45.03人)、石川(40.48人)、沖縄(30.25人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約8%減の7.26人。過去10年の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、大分(14.42人)、富山(14.03人)、宮崎(13.89人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約4.5%減の0.4人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(1.7人)、岩手(1.5人)、鳥取(1.32人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約6.2%減の0.3人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均と同程度。都道府県別の上位3位は、石川(1.59人)、福島(1.36人)、熊本(1.18人)。

出典:医療介護CBニュース