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医療・介護ニュース

コロナワクチン健康被害労災保険給付、適切対応を-厚労省、都道府県労働局長に留意事項伝達

2023年02月20日 20:20

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 厚生労働省大臣官房審議官(労災、建設・自動車運送分野担当)は、都道府県労働局長に通知(15日付)を出し、労災補償業務の運営に当たって留意すべき事項を伝えた。新型コロナウイルス感染症への迅速・的確な対応などに留意し、労災補償行政を推進するよう求めている。【新井哉】

 新型コロナウイルス感染症については、「感染性が消失した後も症状が持続し(罹患後症状があり)、呼吸器や循環器、精神・神経症状等に係る症状がみられる場合がある」などとし、厚労省の「新型コロナウイルス感染症診療の手引き 別冊罹患後症状のマネジメント」などを参考に医師の意見を確認し、「療養や休業が必要と認められる場合には、労災保険給付の対象となる」といった見解を示している。

 また、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種(追加接種を含む)を受けたことで、健康被害が生じた場合の労災保険給付については、厚労省ホームページの「新型コロナウイルスに関するQ&A」に基づき、引き続き、適切に対応するよう求めている。

出典:医療介護CBニュース