福島県は13日、福島県アルコール健康障害対策推進計画（第2期、2023－27年度）の案を公表した。「アルコール健康障害の進行・重症化予防、再発予防、回復支援」を重点課題の1つに挙げている。【新井哉】

　具体的には、内科や救急など、アルコール健康障害のある人が受診していることが多いと考えられる一般医療機関と専門医療機関の連携を推進するため、医師会と協力する。

　また、アルコール依存症治療の拠点となる専門医療機関の整備を促進するほか、アルコール依存症が疑われる人を適切な治療に結び付けるため、医療関係者の技術の向上に努める。

　このほか、県の依存症相談拠点（精神保健福祉センター）や各圏域の相談拠点（保健所）の相談体制を周知するため、チラシやリーフレットの配布に加え、出前講座も実施する。