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医療・介護ニュース

「ちょっと待て 誰にあげるの その薬」が金賞に-薬剤耐性あるある川柳の医療従事者部門

2023年02月13日 14:50

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 国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンターはこのほど、「薬剤耐性あるある川柳」(第6回)の入賞作品を発表した。医療従事者部門では「ちょっと待て 誰にあげるの その薬」が金賞を受賞した。【新井哉】

 抗菌薬が効きにくい薬剤耐性(AMR)を持った細菌が世界的に増えて社会問題になっているため、同センターは、啓発活動の一環として「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」(毎年11月)に川柳を募集。医療従事者部門と一般部門に分けて表彰している。

 今回応募のあった計1,777作品の中から、医療従事者部門の銀賞に「抗菌薬 守るも壊すも 自分たち」、一般部門の金賞に「子や孫へ つなぐ薬の 効く未来」、銀賞に「怖いのは 耐性菌への 無関心」が選ばれた。

 同センターの大曲貴夫センター長は、川柳の総評で「今回ご応募いただいた作品は、抗菌薬の正しい知識や薬剤耐性問題をわかりやすいフレーズで表現したもの、将来においても効く抗菌薬を残すために今の自分ができること、自身への戒め、社会への警告など多岐にわたった作品がみられました」などと記している。

出典:医療介護CBニュース