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医療・介護ニュース

インフルエンザ流行、注意報発令の自治体相次ぐ-高齢者や乳幼児は「特に注意が必要」

2023年02月08日 18:50

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 インフルエンザの感染拡大に伴い、注意報を発令する自治体が相次いでいる。千葉県は8日、3シーズンぶりに注意報を出した。香川県も同日、注意報を発令し、感染防止を徹底するよう呼び掛けている。【新井哉】

 千葉県によると、第5週(1月30日-2月5日)のインフルエンザ定点当たり患者報告数が10.45人となり、注意報の基準値(10.0人)を超えた。インフルエンザは、気管支炎や肺炎などを合併し、重症化することがあるため、「体力のない高齢者や乳幼児などは、特に注意が必要」としている。

 首都圏ではインフルエンザの流行が本格化しつつある。千葉県と隣接する東京都では10週連続で患者報告数が増えた。埼玉県でも、前週と比べて増えており、5保健所管内で注意報の基準値を上回った。

 インフルエンザの感染が拡大している自治体では、新型コロナウイルス感染症との同時流行を懸念している。香川県は、インフルエンザの流行が今後、さらに拡大する可能性があると指摘。同時流行に備え、「新型コロナ抗原定性検査キット」や「解熱鎮痛薬」を準備するよう促している。

出典:医療介護CBニュース