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医療・介護ニュース

【感染症情報】インフルエンザが9週連続で増加-感染性胃腸炎は減少

2023年02月07日 14:55

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 国立感染症研究所がまとめた1月23日から29日までの1週間(第4週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、インフルエンザの患者報告数が9週連続で増加した。RSウイルス感染症は2週連続で増えた。感染性胃腸炎は減少した。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は横ばいだった。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約8%増の10.36人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(41.33人)、福井(25.38人)、大阪(24.34人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約4.3%減の7.38人。過去10年の同期の平均と同程度。都道府県別の上位3位は、宮崎(12.19人)、石川(11.97人)、香川(11.64人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週と同じ0.4人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(2.09人)、福岡(0.96人)、鳥取(0.95人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約6.9%増の0.31人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福島(2.34人)、熊本(1.42人)、香川(1.11人)。

出典:医療介護CBニュース