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医療・介護ニュース

妊産婦メンタルヘルス、精神科と産科連携体制構築-大阪府が自殺対策計画案を公表

2023年02月06日 15:00

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 大阪府はこのほど、大阪府自殺対策計画(2023-28年度)の案を公表した。メンタルヘルスに問題を抱える妊産婦について、必要に応じて適切な医療を受けられるよう精神科と産科の連携体制の構築を図る。【新井哉】

 計画案では、精神科医療に関する取り組みとして、▽精神疾患などによるハイリスク対策▽精神科医療体制の整備▽子どものこころの診療体制の整備-を挙げている。例えば、ハイリスク対策については、自殺の危険性の高い人が適切な医療機関や相談機関を利用できるよう、医療機関、保健所、警察、消防、教育機関などが連携して支援する。

 精神科医療体制の整備については、精神疾患と身体疾患を併せ持つ患者が適切な治療を受けられるよう、救急医療機関と精神科医療機関の連携促進を図る。また、夜間・休日に精神疾患の急性発症や精神症状の急変などで医療を必要とする人が速やかに医療を受けられるよう、精神科救急医療体制を整備する。

 自殺未遂者の再度の自殺企図を防ぐ方向性も示している。具体的には、自殺未遂者に関わる支援機関に対し、必要に応じて精神科医師らが事例への対応方針に関する助言を行うなど、「対応力向上に向けた支援体制を構築する」としている。

出典:医療介護CBニュース