大阪府はこのほど、第2期大阪府ギャンブル等依存症対策推進計画（2023－25年度）の案を公表した。ギャンブル等依存症の早期発見・介入などを行うための簡易介入マニュアルを作成し、かかりつけ医などを含めた医療機関職員を対象とした研修を通じて普及を図る。【新井哉】

　ギャンブルなどの問題に気付き、簡易介入を行い、必要に応じて専門医療機関につなげることができる医療機関の裾野を拡大する狙いがある。支援を担う人材の育成に関しては、相談員を養成するためのプログラムを作成し、養成研修を実施する。

　また、本人や家族らが抱える課題の種類や困難度に応じて関係機関が連携し、適切な支援を行うほか、府のギャンブル等依存症対策の効果をより正しく把握できるような調査方法について、有識者の意見なども踏まえて検討する。