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医療・介護ニュース

【感染症情報】インフルエンザが7週連続で増加-感染性胃腸炎も増加、RSウイルス感染症は横ばい

2023年01月24日 14:45

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 国立感染症研究所がまとめた9日から15日までの1週間(第2週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、インフルエンザの患者報告数が7週連続で増加した。感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も増えた。RSウイルス感染症は横ばいだった。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約55.8%増の7.37人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(33.23人)、福岡(16.96人)、宮崎(16.63人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比64.6%増の5.76人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、香川(10.61人)、埼玉(9.19人)、千葉(8.93人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週と同じ0.18人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福島(0.76人)、佐賀(0.7人)、熊本(0.64人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比28.6%増の0.27人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(1.84人)、福岡(1.01人)、鳥取(0.95人)。

出典:医療介護CBニュース