厚生労働省が17日に公表した第114回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の評価では、新型コロナウイルス感染症の死亡者数について「これまでの最高値を超える状況が続いている」と指摘している。【新井哉】

　死亡者数に関しては、昨年夏の感染拡大時の最高値を超える状況が継続していることを説明。新規感染者のうち80歳代以上の高齢者の占める割合が昨年夏の感染拡大時よりも増加する傾向が続いていることを取り上げ、「引き続き注意が必要」としている。

　また、介護の現場では「施設内療養数が高い水準にあり、療養者及び従事者の感染もみられる」と指摘。医療機関でも集団感染が多く見られるという。