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医療・介護ニュース

【感染症情報】インフルエンザが6週連続で増加-RSウイルス感染症は4週連続で減少

2023年01月17日 15:40

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 国立感染症研究所がまとめた2日から8日までの1週間(第1週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、インフルエンザの患者報告数が6週連続で増加した。RSウイルス感染症は4週連続、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は3週連続、感染性胃腸炎は2週連続で減少した。【新井哉】

〔インフルエンザ〕報告数は前週比約2.3倍の4.73人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(17.77人)、宮崎(12.37人)、佐賀(10.08人)。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比14.2%減の3.5人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、香川(7.46人)、大分(5.67人)、広島(5.62人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比35.7%減の0.18人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福島(1.08人)、山梨(0.58人)、新潟(0.52人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比16%減の0.21人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(1.39人)、鳥取(0.68人)、沖縄(0.67人)。

出典:医療介護CBニュース