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医療・介護ニュース

インフルエンザ患者報告数が前週比2.3倍に-厚労省が発生状況公表、2-8日の1週間

2023年01月13日 16:50

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 厚生労働省は13日、インフルエンザの発生状況を公表した。2日から8日までの1週間(第1週)の全国の患者報告数(定点医療機関約5,000カ所)は計2万3,139人で、前週と比べて約2.3倍の規模になっている。【新井哉】

 第1週の全国の定点医療機関当たりの患者報告数は4.73人で、6週連続で増加した。定点医療機関当たりの患者報告数を都道府県別で見ると、沖縄(17.77人)、宮崎(12.37人)、佐賀(10.08人)で注意報の基準値(10.0人)を上回っている。

■沖縄県が注意報発令、コロナ・インフル同時流行も

 注意報の基準値に達した自治体では、感染の拡大に警戒を強めている。沖縄県は12日、約3年ぶりに注意報を発令。県内では新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が起きており、県は手洗いやマスクの着用などを求めている。第1週に報告されたインフルエンザウイルスの型別の割合については、A型が97.3%を占めている。

 宮崎県でも約3年ぶりに注意報の基準値を超えた。延岡(24.0人)、中央(17.0人)、高鍋(16.5人)の保健所管内からの報告が多く、年齢群別では20歳未満が全体の6割超を占めている。

出典:医療介護CBニュース