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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎が4週連続で増加-RSウイルス感染症は2週連続で減少

2023年01月10日 15:20

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 国立感染症研究所がまとめた2022年12月19日から25日までの1週間(第51週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の患者報告数が4週連続で増加した。手足口病は15週連続、RSウイルス感染症は2週連続で減少した。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も減った。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比12.9%増の5.6人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福井(15.04人)、東京(10.62人)、埼玉(10.5人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比16.7%減の0.4人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、福島(2.58人)、山形(1.59人)、宮城(1.28人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比11.9%減の0.37人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(2.34人)、福岡(1.5人)、鳥取(1.26人)。

〔手足口病〕報告数は前週比9.4%減の0.29人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、石川、佐賀(共に1.17人)、奈良(1.06人)。

出典:医療介護CBニュース