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医療・介護ニュース

かかりつけ医の自殺リスク評価・対応技術向上も-長崎県が計画の素案公表、早期に発見し精神科医へ

2023年01月04日 13:40

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 長崎県はこのほど、「第4期長崎県自殺総合対策5カ年計画」の素案を公表した。かかりつけ医の自殺リスク評価や対応技術に関する資質の向上を図ることなどを掲げている。【新井哉】

 素案によると、かかりつけ医と精神科医の連携体制を構築するため、うつ病などに対する理解を深める研修会を実施する。地域のかかりつけ医が、うつ病の人を早期に発見し、必要に応じて精神科医につなげる狙いがある。

 地域保健・産業保健スタッフの資質の向上も図る。精神保健福祉士などの医療スタッフに対する研修会や、メンタルヘルスを担当する保健師らを対象にした交流学習会を開催する。

 また、児童生徒の自殺予防に関しては、看護協会助産師職能委員会主催の性教育セミナーを活用し、「いのちの大切さ」についての普及啓発を実施する。学校にスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを配置したり、派遣したりして教育相談の充実を図るほか、児童思春期病棟を持つ専門医療機関を紹介する。

出典:医療介護CBニュース