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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎が3週連続で増加-手足口病は14週連続で減少

2022年12月27日 13:00

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 国立感染症研究所がまとめた12日から18日までの1週間(第50週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の患者報告数が3週連続で増加した。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も増えた。手足口病は14週連続で減少。RSウイルス感染症も減った。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比13.2%増の4.96人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福井(14人)、埼玉(10.17人)、東京(9.56人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比11.1%減の0.48人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、福井(2.74人)、山形(1.66人)、宮城(1.48人)

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比13.5%増の0.42人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(2.36人)、福岡(1.48人)、鳥取(1.47人)。

〔手足口病〕報告数は前週比22%減の0.32人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、奈良(1.44人)、和歌山(1.33人)、高知(0.96人)。

出典:医療介護CBニュース