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医療・介護ニュース

厚労科学研究で障害福祉計画の新たな成果目標策定-精神科医らが分担・協力者などの研究班体制が条件

2022年12月21日 17:15

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 厚生労働省は、2023年度厚生労働科学研究費補助金(第1次)の公募要項に、障害福祉計画の成果目標や目標値を新たに策定することを目標にする研究課題を盛り込んだ。【新井哉】

 精神障害分野の成果目標は医療計画との整合性が重要だが、第7期障害福祉計画の見直しの過程で、医療計画の指標例と一致させる必要性に加え、「自治体が適時に把握又は測定可能な項目となっていない」といった課題が指摘されている。

 そのため、今回の研究では、自治体が成果を評価するために適時把握したり、測定したりすることが可能となる新たな指標や目標値を設定することを目標としている。

 採択の条件に関しては、福祉計画や連動している医療計画の精神疾患を担当している自治体職員を必ず研究の分担者や協力者に含めることや、さまざまな専門家(精神科医、保健師、精神保健福祉士など)や保健・医療・福祉関係団体、当事者・家族などを研究の分担者や協力者とする研究班体制が構築されていることを挙げている。

出典:医療介護CBニュース