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医療・介護ニュース

インフル報告1238人、コロナ流行前の2.6%-厚労省が発生状況公表、5-11日の1週間

2022年12月16日 17:10

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 厚生労働省は16日、インフルエンザの発生状況を公表した。5日から11日までの1週間(第49週)の全国の患者報告数(定点医療機関約5,000カ所)については、44都道府県から計1,238人の報告があった。新型コロナウイルス感染症が流行する前の2019年同期の約2.6%にすぎない。【新井哉】

 第49週の全国の患者報告数は、前週と比べて602人増えた。都道府県別で見ると、東京が203人で最も多く、以下は、大阪(194人)、神奈川(159人)、岩手(99人)、京都(51人)、福岡(49人)、埼玉(46人)、兵庫(41人)、熊本(40人)、岡山(38人)、千葉(36人)、静岡(35人)などの順。全国の定点医療機関当たりの患者報告数は0.25人だった。

 学級・学年閉鎖、休校となった施設(保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校)の報告に関しては、学級閉鎖が21施設、学年閉鎖が4施設あった。

 19年の同期(第49週)の全国の患者報告数は4万7,200人で、学級・学年閉鎖、休校となった施設も計1,632施設あった。この週の定点医療機関当たりの患者報告数は9.52人で、警報レベル(定点医療機関当たり30人)を超えている保健所地域が15カ所、注意報レベル(同10人)を超えている保健所地域が181カ所あった。

出典:医療介護CBニュース