閉じる

医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎と溶血性レンサ球菌増加-手足口病は12週連続で減少

2022年12月14日 15:05

印刷

 国立感染症研究所がまとめた11月28日から12月4日までの1週間(第48週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者報告数が増加した。手足口病は12週連続、RSウイルス感染症は6週連続で減少した。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比19.1%増の3.81人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福井(14.48人)、埼玉(7.62人)、大分(6.92人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比13.8%減の0.5人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、山形(2.83人)、福島(2.68人)、富山(1.45人)。

〔手足口病〕報告数は前週比10.4%減の0.43人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、佐賀(1.57人)、愛媛(1.32人)、石川(1.17人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比2.8%増の0.37人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(1.48人)、鳥取(1.42人)、福岡(1.26人)。

出典:医療介護CBニュース