閉じる

医療・介護ニュース

インフル患者報告636人、コロナ流行前の2.3%-厚労省が状況公表、11/28-12/4の1週間

2022年12月09日 16:15

印刷

 厚生労働省は9日、インフルエンザの発生状況を公表した。11月28日から12月4日までの1週間(第48週)の全国の患者報告数(定点医療機関約5,000カ所)については、39都道府県から計636人の報告があった。新型コロナウイルス感染症が流行する前の2019年同期の約2.3%にすぎない。【新井哉】

 第48週の全国の患者報告数は、前週と比べて101人増えた。都道府県別で見ると、大阪が111人で最も多く、以下は、東京(107人)、神奈川(70人)、京都(61人)、兵庫(27人)、熊本(26人)、岩手(25人)、福岡(20人)、千葉、愛媛(共に19人)、静岡(17人)、埼玉(16人)などの順。全国の定点医療機関当たりの患者報告数は0.13人だった。

 学級・学年閉鎖、休校となった施設(保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校)の報告に関しては、学級閉鎖が11施設あった。

 19年の同期(第48週)の全国の患者報告数は2万7,393人で、学級・学年閉鎖、休校となった施設も計933施設あった。この週の定点医療機関当たりの患者報告数は5.52人で、警報レベル(定点医療機関当たり30人)を超えている保健所地域が4カ所、注意報レベル(同10人)を超えている保健所地域が70カ所あった。

出典:医療介護CBニュース