厚生労働省は5日、ワクチン生産体制等緊急整備事業（第3次公募）の採択結果を公表した。新型コロナワクチンなどについて、国内製造による早期の安定供給を促進する狙いがある。【新井哉】

　この事業について、厚労省は「新型コロナワクチン等の医薬品製造を国内で安定的に生産するために必要な部素材（培養バッグ、フィルター、酵素等）の国産化による安定供給に資するもの」などと説明している。

　国内で製造される部素材やその原材料について、ユーザーとなる医薬品メーカーが医薬品製造への採用可否を判断するための材料となる、安全性・適合性や物理特性、製品機能などの品質データの取得に必要な経費を支援するという。

　第3次公募の採択事業者は以下の通り。
　タカラバイオ▽トヨックス▽藤倉コンポジット▽富士フイルム▽藤森工業▽ロキテクノ▽CBC